弊社専属トレーダーの相場分析を共有いたします。運用に是非お役立てください!
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わからない専門用語があれば一度ご自身でネットで調べてみてください!
以下、トレーダーより
5/12(水)に発表された消費者物価指数(CPI)が予想を大きく上回った。
想定よりも大幅に消費が増加していることから、やはり米国経済復活の見通しは変わらず、中・長期的にドル買いは進むものと考えられる。
ただし、積極的なドル買いが起こる可能性があるかどうか判断できるのは6月の雇用統計・CPIの結果次第となる。
5月の雇用統計は大きなネガティブサプライズ、逆にCPIは大きなポジティブサプライズだったことから6月の両指標の結果も大きなサプライズがある可能性があるため、両指標が発表されるまでリスクオン・リスクオフのどちらにも姿勢が取りづらく、大きなドル買い・ドル売りは起こりにくく指標の結果待ちになると考えられる。
現在米国内では、インフレの加速懸念もあることから米国経済が復活すると言ってもインフレが加速してしまっては逆にドル安になってしまう。
やはり重要なことはテーパリング示唆(金融緩和)がいつあるかだ。
6〜9月のFOMCでテーパリング示唆があると市場予想されているため、この期間が重要となる。
テーパリング示唆が出ない限りはドルの方向性は少し読みづらくなる可能性があり、従って積極的なドルストレートでの取引はあまりおすすめしない。
また、日本国内に目を向けてみると、度重なる緊急事態宣言や延長、ワクチン接種率の低さ(先進国でワーストワン)、オリンピック開催中止とネガティブ要因が多い。
国内の1~3月のGDPは-5.1%となり、リーマンショックの落ち幅でさえ-3.6%で戦後最大のマイナスだった。
5月に発表された緊急事態宣言により、4~6月のGDPもおそらく大きなマイナスである可能性が高い。
日本は少子高齢化によりただでさえ内需が落ちこんでいるにも関わらず、度重なる緊急事態宣言によりもはや外需に活路を見出していくしかない。
現時点では考えにくいが、アメリカの経済復活の見通しが崩れると日本の外需も総崩れるするため、リーマンショックを超えるような悲劇がある可能性がある。
したがって、主要通貨でもっとも弱いのは当面の間、円であることは不変であると言える。
【トレードポイント】
上記の説明で当面の間、円が最弱であることからドルストレートを狙うより、クロス円のロングがもっとも勝率が高い。
先週からの流れを見てみると、英国(GBP)、カナダ(CAD)が選考する動きが見えられます。
やはり上記の2国は新型コロナウイルス感染拡大からの経済復活の見通しがクリアになってきていることから両通貨が買われることは当然であると言える。
また、ユーロ圏内では出遅れ感はあるが、順調にワクチン接種が進んでいることから経済復活の見通しがクリアになり、今後ユーロ圏の経済復活を先取りした動きとしてユーロ買いが始める可能性がある。
したがって、GBPJPY、CADJPY、EURJPYの押し目のロングがおすすめだ。
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