雇用統計のネガティブサプライズを受けて来週の相場展望

弊社専属トレーダーの相場分析を共有いたします。運用に是非お役立てください!

 

尚、私の相場分析ではありませんので質問をいただいてもお答えできませんので予めご了承ください。

 

わからない専門用語があれば一度ご自身でネットで調べてみてください!

 

以下、トレーダーより

5/7(金)の米国雇用統計の4月の結果は以下のとおりでした。

 

①非農業部門雇用者数 予想:97.8万人  結果:26.6万人
②失業率       予想:5.8%    結果:6.1%

特に①は大きなネガティブサプライズとなり、米国の雇用の回復が想定より大幅に停滞していることが浮彫となった。
これにより市場では、米国のテーパリング議論も後退し、期待されていた経済復活も遠のいたとと思われ、強烈なドル安となりドル円は一時期108.3円付近まで下落をした。

今回の雇用統計を受けて本当に米国の経済復活は遠のいたのか?
実は内容を深堀していくとそうではない。

まず、非農業部門雇用者数の数値だけ見れば、予想値と結果を比較するとおよそ70万人の差がでており雇用が思った以上に伸びていないと思われるがこれには大きなカラクリがある。

現在米国では、新型コロナウイルス感染拡大により受けた経済打撃による対策として、失業保険の手厚い給付などにより、「今すぐ働くより、手厚い給付金をもらっていた方が割りが良い」との思惑があり、実際は経済回復で人手不足があるにも関わらず雇用の現場では、賃金が低い職に就くのを控えるというミスマッチングが起きている。

このような状況からバイデン政権では、雇用の促進を狙い連邦政府と契約する企業で働く人への最低賃金を時給15ドルに上げることを決定し、最低賃金は4割り近くも上昇することとなる。
さらに、米国内ではワクチン接種を終えた18歳以上の人は4割強に上っており、感染リスクにより働きに出ない人も今後職に就くことは時間の問題と言える。

従って米国の経済復活が遠のいているというわけではなく、むしろリスクセンチメントは改善され米国経済の復活の軸はブレていない。

 

 

トレードに関すること

上記の内容から、来週以降の相場はドル安相場は継続となるもののドル円の下振れは限定的であると思われる。
直近で付けた安値107.5円を割ることは考えずらく、しばらくは108円台で推移する可能性が高い。
従って、雇用統計で急落したものの上目線であることは変更しない。

ユーロドルはユーロ圏内はいまだに経済復活の目途が経たないことにより積極的なユーロ買いは起こりずらく、1.2220を超える一段高は難しく、ドル安地合いが終了とともに大きく下落をする可能性が高い。
ただし、テクニカルで見ると前回高値の1.2150をブレイクし、上昇トレンド継続となっているため安易なショートは控え、リスクリワードを考慮したトレードが望ましい。

注意すべき点はクロス円である。
現在国内のワクチン接種率は先進国では最低値且つ、途上国にも劣る数値であり、緊急事態宣言も延長となったことから円売りも継続と見える。
このような観点からすれば円売りによりドル円の下落も抑えられる要因が見えてくる。
当面の間は円売りは継続となるため、資源国を中心としたAUD、NZD、CADを中心としたクロス円の上昇はしばらくの間続くと思われる。
付随してAUDUSD、NZDUSDも上昇の可能性が高い。
従ってクロス円や資源国通貨のショートは控え、積極的なロングを狙いたい。

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ABOUTこの記事をかいた人

FX自動売買ツール開発元代表取締役。 2級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格)。 投資は近年では詐欺まがいなものも多く、情報弱者は食い物にされてしまいます。 しっかり知識をつけて、負けない投資ライフを作り上げましょう!