こちらではQuickGainerの特徴を生かした運用方法の例をお伝えしていきたいと思います。
これはあくまで一例ですので、こうやれば必ずうまくいくとは限りませんのでご参考程度にお読みください。
(ただ、実際やってみて一番良かったやり方です)
ポイントは3つです。
①時間制限運用(エントリー許可時間機能を使用)
②複数通貨ペア運用(管理を徹底することを前提)
③複利運用(ただし低めの月利目標を継続)
これは決済が早くノーポジション状態を作りやすいQuickGainerだからこそできる運用方法だと言えます。
また今から記述する前提条件をよく理解し、ルールを遵守していかないとただのハイリスク運用になり高確率で強制ロスカットを食らうかと思います。
この方法を試す方はまずは当マニュアルをよく読んでから実践してくださいね。
目次
①時間制限運用(エントリー許可時間機能を使用)について
まず、ナンピンロジックであることから考える
QuickGainerはナンピンロジックを採用しています。
EAでは最もポピュラーな手法です。
このロジックは常に利益を出し続けることができますが、大きな相場変動に弱いです。
QuickGainerは10pips前後相場が反転すれば決済できるように作ってあり、
確率としてはかなり低いですが10pipsも戻らず一方的に動かれるのが唯一怖い相場の動きです。
ということは相場が動く確率が低いところに絞って取引させるのがいいでしょう。
市場の特徴をつかむ

三大為替市場と呼ばれるものがあります。
東京時間
ロンドン時間
ニューヨーク時間
ここでは2点だけ覚えてください。
①東京時間はこの3つの中で一番相場が動きにくい。
②ロンドンとニューヨークがかぶっている時間帯は良く動くので要注意!!
エントリー許可時間の機能を使って東京時間だけ動くようにする
市場の特徴を踏まえると、リスク的に低くなりやすいのは以下の方法です。
①東京時間だけ取引させる
②ポジションが東京時間内に決済しきれなかった場合、日本時間20時くらいまでには整理する
①東京時間だけ取引させる
は2021年4月よりQuickGainerに実装されたエントリー許可時間の機能を使用すれば可能です。

このように設定すれば東京時間の間だけエントリーが入るようになり、時間が過ぎると新規エントリーはしません。
日本時間でいうと9~15時です。
※証券会社のサーバー時間が日本時間と6時間差がある場合。詳細はQuickGainerマニュアルをご覧ください。
ただ、15時の時点でポジションを持っていると自動で決済されるわけではありません。
15時以降もナンピンのポジションは入りますし、決済も自動で行われます。あくまでナンピンの1個目のポジションが入らなくなる機能とお考え下さい。
②ポジションが東京時間内に決済しきれなかった場合、日本時間20時くらいまでには整理する
に関しては、プラスに転じたタイミングや含み損が少なくなったタイミングで手動決済してしまえばいいでしょう。
とにかく一番相場が動く時間帯までもつれ込まないようにするのが超安全運用のコツです。
②複数通貨ペア運用(管理を徹底することを前提)について
やるなら管理を徹底!
前述した時間を限定して運用するデメリットは利益の低下です。単純に稼働時間を減らし、しかも一番動く利益の出やすい時間帯を取引しないわけですから当たり前です。
ここで利益調整のやり方の一つとして複数通貨ペア運用についてお話しします。
ただし複数通貨ペア運用は取引量を増やしリスクが上がる方法ですので管理を徹底しなくてはいけません。
24時間自動売買を回し続けるのであればお勧めしませんが、相場変動幅の少ない時間帯に取引するのであればうまく管理すれば可能、とお考え下さい。
QuickGainerが決済が早く、自動売買が停止しやすいからこそできることだとも言えます。
何通貨ペアで運用するのがいいか?
安全策を言えば、少なければ少ないほど安全ですし、正直証拠金量にもよります。
逆を言えば多くの通貨ペアで運用した方が利益は出やすいがリスクも上がるということです。
最初はなるべく少ない通貨ペアで運用し、慣れてきたら少しずつ増やしていくのがいいかと思いますが、管理上5~7ペア位が限界なのではないかと思います。
どの通貨ペアで運用すればいいのか?
システム上は通貨ペア制限を設けておりませんので何でも使用可能です。
推奨はEURUSDになっておりますが、これはナンピンに向いているということで開発者が推奨しているからです。
他の通貨ペアを選ぶ際は、ナンピンロジックであることから考えるとなるべく相場変動幅のないものがいいでしょう。
毎朝チャートをチェックし、動いていない通貨ペアを選定していくのもありかと思います。
③複利運用(ただし低めの月利目標を継続)について
単利と複利
単利運用=元金だけに対して利息計算をしていく方法
複利計算=元本と発生した利息に対して利息計算をしていく方法
単利運用(証拠金30万円スタートの場合)

複利運用(証拠金30万円スタートの場合)

FXのような利益が大きく期待できる運用だとこのくらい差が出ます。
基本ナンピンで複利運用はリスクが高い
ナンピンは同じロットで運用した場合、証拠金が多いほうが絶対的に有利です。
FXで複利を実行していく場合、月単位での複利の場合は毎月証拠金額に応じてリスクの高い運用に見直していく必要があります。
ロットを上げる、通貨ペアを増やすなどですね。
先にお話しした内容ですが、予め決めておいた運用月利を守る範囲での運用を心がけていきましょう。
一番重要なリスク管理方法
月利目標を決めておく
正直、ナンピンロジックの場合利益を求めようと思えばいくらでも利益を上げられてしまします。
単純にロットを上げたり通貨ペアを増やせば利益は増えるからです。ただ、強制ロスカットになるリスクが上がります。
なので予め安全な範囲での月利目標を作っておきましょう。
FXをやる方には少なく感じるかもしれませんが、月利5%目標くらいで運用するとかなり安全になります。
特に複利で目標設定する場合は後述しますがそれだけでリスクが上がります。
利益目標は低めに設定するといいかと思います。
例、月初の証拠金が30万円で目標が5%の利益の場合
利益額に直すと15,000円
稼働できる日数が22日だとすると1日の目標が682円
この金額前後で運用をストップさせればリスクは下がっていくでしょう。
複数通貨ペア運用なら徐々に停止をかけていく
例えばその日の運用開始時は5通貨ペアで運用をスタートしたとしましょう。
先ほどと同じ設定
月初の証拠金が30万円で目標が5%の利益の場合
利益額に直すと15,000円
稼働できる日数が22日だとすると1日の目標が682円
だとすると、1日利益が682円取れればノルマクリアなわけです。
とっているポジション数や出ている利益額を見て、この目標をクリアできそうであればポジションを持っていない通貨ペアはさっさと停止してしまいましょう。
またひとつの通貨ペアがかなり動いてナンピンがかなり進んでしまった場合は他の通貨ペアを自動売買停止&ポジション決済してしまった方が安全かもしれません。
まとめ
こちらでご紹介したのは運用事例のほんの一例です。
大切なのは無茶をしないこと。
リスク管理ができない運用は絶対にいつか破綻します。FXで運用破綻というと運用しているお金が0(ゼロ)になることを指しています。
自動売買だとまだ楽ですが、それでもリスク管理はとても重要です!
無理せずゆっくり利益を増やしていってくださいね。
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